1987年 年度代表馬

1987
      (父)サクラスターオー
Sakura StarO

1984/5/2生
牡 黒鹿毛
生産者:藤原牧場
馬主:鰍ウくらコーマス
調教師:平井雄二(美浦)
主戦騎手:東 信二


1987年:年度代表馬

年度別成績 主な勝鞍
受賞 馬齢(年度) 出走数 1着 2着 3着 着外 【87】皐月賞(G1)
   菊花賞(G1)
   弥生賞(G2)
2歳(’86) 2 1 1 0 0
3歳(’87) 5 3 0 0 1
全成績 7 4 1 0 1
87年 菊花賞
1988年 死亡
        

コメント
昭和59年5月2日、藤原牧場で父サクラショウリ母サクラスマイルのあいだにスターオーは生まれた。サクラショウリは父にパーソロンを持つダービー馬。母サクラスマイルは父にインターメゾ、曾祖母にオークス、有馬記念を制した名牝スターロッチを持つ由緒ある血統だ。母サクラスマイルは、スターオーを産んだ2カ月後、疝痛により亡くなった。
スターオーは人工ミルクで育てられ、すくすくと育ちデビューを待っていた。
2歳の10月、東京競馬場でデビュー。初戦こそ悔しい2着だったが、2戦目で初勝利をおさめたが、骨膜不安により2歳チャンピオン戦には出れず、休養を余儀なくさた。
年明け3歳初戦は、寒梅賞で生涯唯一の連対を外す形の、マティリアルの5着に敗れる。
しかしサクラスターオーは東信二騎手を背に弥生賞で重賞を制覇し、平井調教師に初重賞制覇をプレゼント。そしてクラシック一冠目皐月賞。ここには2歳時に負けていて、スプリングSを豪快な末脚で差しきったマティリアルが断トツの1番人気だった。スターオーは2番人気だった。ゲートが開き、スターオーは道中、スムーズに流れに乗り中団を追走。3コーナーから外へ持ち出し、直線一気に馬群をわって突き抜けると2着ゴールドシチーに2馬身半差をつけてゴールした。「これほど力強い馬に乗ったのは初めてだ」と語った東騎手は、表彰式で1本指を突き立てた。これは東騎手の自信の表れだったのだろうしかし、二冠目ダービーを目指す途中、繋靱帯炎を発症。スターオーの夢を追った春は終わった。
夏はいわきの温泉で復帰に向け、治療とプール調教を行った。菊花賞のトライアルレースが終わった頃、主役はダービー馬メリーナイスで、スターオーは依然脚部不安に苦しめられていた。菊花賞出走が危ぶまれる状態の中、東騎手は「大丈夫です。西へ行きましょう」と平井調教師に進言し、レースの10日前平井調教師は出走を決めた。
皐月賞以来のぶっつけで菊花賞に出てきたサクラスターオーは、9番人気と評価は低かった。スタートが切られ中断でじっとしていたサクラスターオーは、直線内を強引にこじ開けるように抜け出し、2着に飛び込んできたゴールドシチーに1/2馬身差をつけてゴールに飛び込んだ。この時の「菊の季節に桜が満開!!菊の季節に桜!サクラスターオーです!」の杉本氏の名実況はあまりにも有名です。スターオーは、奇跡の復活劇を演じ、東騎手は「二冠」を示す2本指を突き立てた。見事な復活劇で二冠を制したサクラスターオーはファン投票一位に支持され、有馬記念に出走することになった。しかし状態は悪く、苦しい状態での出走となった。この年の有馬記念はこれからのそれを知っていたかのようなスタートとなった。ゲートが開いた瞬間、ダービー馬メリーナイスが落馬。場内から大きな悲鳴が上がった。レースは淡々と進み第3コーナー。スパートを開始した瞬間、スターオーに悲劇が襲った。馬場の穴に足を取られて骨折。ずるずると下がっていくサクラスターオー。左前繋靱帯断裂並びに第一指関節脱臼。すぐに安楽死の処置となるほどの重傷だったが、「何としてもこの馬を生かしたい、この血を残したい」というオーナーの意向により、闘病生活に入った。昭和63年4月8日、スターオーは3時間におよぶプレート埋め込みの手術を受け、5ヶ月間にも渡る闘病生活の末、5月12日、スターオーの症状は悪化し安楽死処分がとられ、短い生涯の幕を閉じた。
また、サクラスターオーのライバルだったマティリアル・ゴールドシチーも悲劇の名馬だった。マティリアルはスプリングS以降ずっと勝ち星に恵まれず、6歳に京王杯AHで3年ぶりの勝利を挙げるが、このレースでゴール入線後骨折し、そのまま帰らぬ馬となってしまった。そして皐月、ダービーとスターオーの2着になったゴールドシチーは引退後宮崎競馬場の乗馬となっていたが、引退した翌年5月に放牧中骨折、安楽死となった。のちに「悲劇の世代」と呼ばれる世代となった。


サクラショウリ
1975鹿
【産駒ライン】
パーソロン
Partholon
1960鹿
Milesian
1953鹿
Paleo
1953鹿
シリネラ
1968芦
フォルティノ
1959芦
Shirini
1961青
サクラスマイル
1978鹿
インターメゾ
Intermezzo
1966黒鹿
Hornbeam
1953栗
Plaza
1958鹿
アンジェリカ
1970黒鹿
ネヴァービート
1960栃栗
スターハイネス
1964鹿
87年 弥生賞
全成績      中央(7戦4勝)                    総獲得賞金 1億9632万6600円
日付 競馬場 馬場 レース 頭数 馬番 人気 着順 騎手 斤量 距離 タイム 着差 上り 馬体重 1着(2着)馬
86 10. 5 東京 新馬   11頭 5番 1人 2着 小島太 53 芝1600 1.38.0 0.2秒 36.5 464 ウイルドラゴン
10.18 東京 新馬   10頭 3番 1人 1着 小島太 53 芝1600 1.37.3 1 1/2身 36.6 464 (ティーウイン)
87 2.21 東京 寒梅賞 400 15頭 10番 8人 5着 小島太 55 芝1800 1.50.4 0.4秒 35.8 460 マティリアル
3. 8 中山 弥生賞 GU 11頭 1番 6人 1着 東信二 55 芝2000 2.02.1 クビ 36.2 456 (ビュウーコウ)
4.19 中山 皐月賞 GT 20頭 6番 2人 1着 東信二 57 芝2000 2.01.9 2 1/2身 36.6 450 (ゴールドシチー)
11. 8 京都 菊花賞 GT 18頭 9番 9人 1着 東信二 57 芝3000 3.08.0 1/2身 37.9 446 (ゴールドシチー)
12.27 中山 有馬記念 GT 16頭 5番 1人 中止 東信二 55 芝2500 競走中止 メジロデュレン
●牝系サイヤーライン 兄弟(表示はOP以上) 重賞馬
ヒデフシ
 コロナ
  テツノホマレ
  |アーチエンゼル
  | マックスドリーマー
  |  マックスロゼ  (93ヘクタープロテクター)
  |  マックスキャンドゥ  (95キンググローリアス)
  スターロッチ
  |スターハイネス
  ||アンジェリカ
  || サクラシンゲキ  (77牡ドン) 種牡馬
  || サクラスマイル
  || |サクラスターオー (84牡サクラショウリ) 本馬 死亡
  || 
サクラユタカオー  (82牡テスコボーイ) 86天皇賞・秋
  |モンタロッチ
  ||クリプシー
  || マチカネタンホイザ  (89牡ノーザンテースト) 種牡馬
  || コニーストン
  || |メイショウヤエガキ  (93クリエイター)
  || |メイショウラムセス  (98牡ラムタラ)
  || シバスキー
  ||  ワコーチカコ  (90リヴリア)
  ||
  ループスキークロス
  ||   ダンツジャッジ  (99牡ウォーニング) 現
  |ネバーロッチ
  ||リッチアイ
  || オースミロッチ
  (87牡アーティアス)
  |ロッチテスコ
  | パワフルレディ
  | |ウイニングチケット  (00牡トニービン) 93日本ダービー 種牡馬
  | |ロイヤルタッチ  (93サンデーサイレンス) 種牡馬
  | |リボンストライプ
  | | エアセレソン  (00牡チーフベアハート) 現
  |
 
カリスタグローリ  (88牡ブレヴ
ェストローマン) 種牡馬
  カミヤマト
   ハイフレーム
    カツミエコー
     ミホノブルボン  (89牡マグニチュード) 91朝日杯3歳S/92日本ダービー・皐月賞


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